◆Point1.個人やサークルでのご注文に際して
初めてグッズを製作される際、分からない事だらけで、不安になる事も多いと思います。ご不明な点につきましては、遠慮は要りませんので、どんどんとご質問頂ければ幸いです。手間が掛かる部分になってしまいますが、お仲間内への情報共有を頻繁に行うと、グッズが手元に届いた時の喜びを、皆様で共有頂けると思います。情報共有が不足しておりますと、こんな商品だとは思わなかった等の声が、お仲間内で出てきてしまう可能性がございます。また、ご納品日まで期日がなく、情報を共有する時間をお仲間内で確認が取れない場合は、事前に「今回のグッズ制作は時間がないので、私の判断で細かな部分は決めますが、いいですか??」等の同意を得るのも、一つの方法です。
◆Point2.広告代理店様、デザイン事務所様
広告代理店様、デザイン事務所様より、グッズ製作のご依頼を頂く事が非常に多くありますが、オリジナルグッズの制作に馴れていらっしゃる事業様については、問題がないのですが、初めてご依頼される方やあまり馴れていらっしゃらない事業者様で、クライアントへの説明が不十分なケースが、度々見受けられます。弊社の方から、広告代理店様、デザイン事務所様に、ご説明した内容は、漏れなくクライアント様にお伝え頂くようお願い申し上げます。ご説明が不十分な案件は、ご納品後にトラブルになる可能性がございます。オリジナルグッズは、非常に気軽に簡単にご注文頂けますが、クライアント様へのご説明まで簡単にしてしまいますと、「聞いていない・・・」等の問題が発生してしまう可能性がございます。仲介して頂く弊社のお客様の中で、感覚的には10~30%くらいのお客様で、そのような傾向がみられますので、初めてグッズ類のプリントの仲介を行う場合は、慎重に物件(案件)を進めて頂ければ幸いです。
◆Point3.プリントカラーの指定
グッズや販促品・広告物等のインクカラーの指定は、DICやパントンといった市販されているカラーチップの番号を使って指定するのが一般的となっております。但し、これらのカラーチップは有料購入しなければならない為、普段お仕事で使われない方にとっては馴染みのないものだと思います。
弊社でのプリントカラーのご指定は、大きく3つの方法がございます。
1番目にオススメなのが、参考となるカラーチップ(印刷物)をお送り頂く方法です。2番目にオススメなのが、DICやPANTONEの色見本の番号にてご指定頂く方法です。3番目の方法は、弊社のサイトに掲載してあるプリントカラー見本からご指定頂く方法です。1番目が一番精度が高くなる可能性があり、3番目が一番精度が低くなる可能性がございます。特にパソコンのモニターは、個体差がかなりありますので、物凄く明るく見えてしまっているケースもございますし、逆に暗く見えてしまっている場合もございます。弊社の過去の事例としては、お客様のモニターではロイヤルブルーで見えていた色が、弊社のモニターだと、ネイビーに見える・・・という差が出たこともありました。これは極端な例ですが、弊社のサイトのプリントカラー見本から、インク色をお選び頂く場合は、誤差が大きくなる可能性が高くなりますので、予めご了承下さい。
また、フルカラー印刷は、CYMKのインクやトナーが複雑に混ざり合って色合いを再現しておりますので、色合いが大きく印象が事なる場合がございます。仕上がりがご心配な場合は、必ず事前に校正サンプルをご依頼頂ければと思います。
◆Point4.商品の仕様について
商品の着丈や身幅は、事前によくサイト上の数値をご確認下さいませ。
商品によっても異なりますが、例えば、ヘビーウェイトTシャツを作成された方から、「少し大きかった」という感想を持つお客様が多いです。Tシャツは、ピッチリ着たいのか、ゆったり着たいのかで、2サイズ位大きさが変わります。どのサイズのTシャツだとピッタリくるかは、非常に難しい問題で、弊社の方から「Mサイズだとピッタリですよ」とか、「Lだと良いと思います」というアドバイスを行うのは難しくなっております。一番オススメの方法は、お手元のTシャツやパーカーのサイズを測り、そのサイズとサイト上に記載してある着丈や身幅を比較して頂く方法です。ご希望がございましたら、往復の送料をご負担頂く事で、サンプルのご用意がある商品もございます。事前にお問い合わせ頂ければ幸いです。
◆Point5.レイアウト、仕様書の確認
お客様からのデザインのご入稿や、弊社でデザインの制作が完了した後、ご注文概要をまとめた、レイアウトイメージや、商品の仕様書をメールにてお送りしております。ご注文内容に誤りがないかどうか、この段階で最終チェック頂く事になります。ご自身一人の判断で決められない場合は、弊社からお送りするレイアウトや仕様書を、社内や仲間内で回覧する事で、関係者または、責任者の方への確認をスムーズに取ることが可能になると思います。少しでも疑問点やご不明な点がございましたら、本当に、どのような内容でも構いません。積極的にお問い合わせ頂ければと思います。プリントを開始してしまってからですと、後戻りできません!!疑問点は、生産開始前に、納得の行くまで詰めておくことが、良いグッズ制作には欠かせません。
◆Point6.着日指定のリスクについて
イベント会場への直送を希望される方に多いのですが、着日指定は、配送ミスのトラブルがあった場合に対応ができなくなってしまう為、オススメはしておりません。弊社の方の年間、数千件の出荷件数の中で、2-3件は、運送会社の誤送によってご希望日に届かないケースがございます。また、配達時間の遅延はもっと多くの確率で起こります。多少、ご面倒になってしまうと思いますが、プリントが完了次第、すぐに商品は発送するようにしておりますので、事前に別の場所で商品をお受け取り頂き、その後会場への搬入等を行って頂ければ、当日に手元に商品が無い!!と慌てる事態を防げます。
ギリギリのスケジュールでのご注文は、非常に多くのリスクを伴いますので、納期には十分に余裕をもって制作を進めることが重要となります!
◆Point7.グッズを販売(物販)される方へ
グッズの物販は、たくさん事例を見てきた経験を通しても、非常に難しいと感じます。デザインが良くても値段が高すぎれば売れませんし、安くてもデザインが悪いと、これもまた売れません。夢のない話になってしまいますが、Tシャツでいうと、黒Tシャツやグレー等の地味な色が売れるケースが一番多い為、奇抜な生地の色やプリントカラーは、コストが無駄になってしまう確率を高めます。制作者側としては、いろいろな生地色でTシャツを作りたい・・・と思われるのは非常に理解ができますが、いざその色のTシャツを自分だったら着れるか??という視点を思い描いて頂けると、Tシャツのボディカラーの選択の精度も上がるような気がします。また、売れるかどうかの過去のデータがない状態で、一気にたくさんの数を作ってしまう方も多いです。数量を大量に作れば、一枚当たりのコストは下がりますが、売れなければ、ほぼ不良在庫になってしまいます。多少、単価は高くても、初回の生産ロットはマーケティングの意味を含めて、少量のテスト販売をオススメ致します。テスト販売を通して、売れ筋のラインを見つける事ができれば、次に繋がる一手になると思います。弊社のお客様の中で売れている方は、何度もリピート注文をして頂けるのですが、消費者目線で見ても欲しくなるようなデザインが多いです。最初から一気にその段階に持っていくのはかなり難しいと思いますので、徐々に制作されるグッズの精度を高めて行くことが、良い結果に繋がると思います。